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秋田の雄物川が改修から100年。「みんなの川」をみんなで守ろう。記念フェア開催します!

川が大きく蛇行

 皆さんは秋田の雄物川がかつて「暴れ川」と呼ばれていたことを知っていますか?昭和初期までの雄物川は大雨のたびに洪水をもたらし、現在の秋田市中心部などに大きな被害を与えていました。中心部で川の流れが大きく蛇行していたからです。
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                                 (雄物川の流れ)
 
 そうした雄物川を変えたのが、大正から昭和初期に22年の歳月を掛けて行われた国の大事業でした。秋田市新屋に全長2キロに及ぶ人工水路を造って川の流れを大きく変え、市内の洪水を少なくしたのです。その歴史的な工事が始まったのは1917(大正6)年のこと。今からちょうど100年前でした。
 

コンセプトは「みんなの雄物川」

 こんにちは。私たちは、秋田県内の経済団体や雄物川流域の市町村、国の事業所などでつくる「雄物川改修100周年記念事業実行委員会」です。17団体で構成しています。

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 この秋、さまざまな記念事業を実施するに当たり、「ファンあきた」で資金の一部30万円の協力を呼び掛けることにしました。改修100年という大きな節目のイベントを住民一人一人の力で実現し、「雄物川を次の世代に伝えていこう」という機運を地域の方々と一緒に盛り上げていきたいと考えたからです。「みんなの雄物川」。それが記念事業のコンセプトです。
 

「川を制する」大事業

  明治~大正期の雄物川は舟運による物資輸送の大動脈であり、地域になくてはならない存在でした。しかし前述したとおり、増水すると洪水をもたらす「暴れ川」に変貌し、住民の生命や家屋を奪いました。現在の秋田市中心部では毎年のように被害を受けていたと言われています。 
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                      (明治43年9月の水害、現在の秋田市楢山)

 水害から地域を守る対策として1914(大正3)年に打ち出されたのが人工水路「雄物川放水路」を建設し、川の流れを変えるという壮大な構想でした。当時の雄物川は、新屋から北に伸びて河口のある土崎まで続いていたのですが、洪水被害が多発していた人口密集地を通らないよう、新屋から直接日本海に注ぐ水路を造ろうと計画したのです。
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                           (放水路整備前の雄物川の流れ) 

 「雄物川を制する」―。そう言えるほどの大事業でした。1917年に着工されて以来、土砂の掘削など水路建設のために動員されたのは延べ397万人。22年に及ぶ難工事を経て完成したのは1939(昭和13)年4月。通水に向けて最後の爆破が行われた時には群衆が歓声を上げて喜んだと言われています。
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                          (放水路整備後の雄物川の流れ)
 

「放水路」がもたらしたもの

 「雄物川放水路」が完成し、川の流れが変わったことで洪水被害は格段と少なくなりました。以前より安心して暮らせる環境が実現したのです。「もしこの放水路ができなかったら?」。そう考えるとどうでしょう。洪水被害が頻繁に起こっている状況では現在のように秋田市に人口が密集し、企業が集積することはできなかったかもしれません。
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                              (2016年の秋田港の風景) 
 
 放水路建設のために掘削された大量の土砂ですが、これらは周辺の低湿地帯の土地を造成するために使われました。そうしてできたのが現在の茨島や新屋の工業地域です。また、放水路の建設は秋田港の発展も後押ししました。川の流れが変わって土崎まで大量の土砂が流入することがなくなったため、大きな船も接岸できる大規模な港を旧河口付近に整備することができたのです。
 

私たちと雄物川

 雄物川は全長約133キロ。流域には60万人もの住民が暮らしています。皆さんにとってはどんな存在ですか?
 
 米代川や子吉川と並び、本県の穀倉地帯を支えているのがまさしく雄物川とその支流です。広大な田畑を清らかな水で潤し、質の高いコメや野菜、果実をもたらしてくれています。もちろん飲料水、工業用水にも使われています。
 
 多様な生物が暮らす「命の営みの場」でもあります。例えば、サケの稚魚が内陸の支流から雄物川を通って海に出て、数年後には産卵のために再び雄物川をさかのぼって来るという「命の循環」は神秘的です。子どもたちが命の大切さを学ぶ場所でもあります。
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                        (雄物川で水質調査をする子どもたち)

 ほかにも、清らかな水流と美しい景色で私たちの心をいやしてくれたり、釣りやカヌーなどのレジャー、憩いの場を提供してくれたりと、雄物川が私たちにもたらす恩恵は多岐にわたります。切っても切り離せない存在であるのです。
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                          (雄物川でカヌーを楽しむ人たち)

次の世紀、世代に引き継ぐために

 こうした雄物川の大切さを改修100年を機にみんなで考えたいと思っています。川にはゴミの不法投棄が絶えないのも事実です。次の世紀、次の世代に引き継ぐため、みんなの川をみんなで守っていきませんか。
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                         (クリーンアップに汗を流す人たち)

雄物川フェアは9月下旬

 私たち実行委員会は雄物川改修100年を記念して以下のような行事を開催します。
                    
①巡回パネル展=7~9月に流域市町村内の10数カ所で開催。雄物川の歴史などに関するパネル展示。

②雄物川フェア=9月下旬、秋田市新屋の三角沼河川公園で開催。カヌー体験、桜の植樹。

③記念フォーラム=10~11月、秋田市文化会館。雄物川に関する基調講演やパネルディスカッション。

④各種行事との連携=大曲の花火(大仙市)、雄物川の花火(秋田市)などで次世代に向けたメッセージを発信。

 
 「ファンあきた」では30万円のご協力を呼び掛けていますが、いただいたご支援は記念事業の一つ「雄物川フェア」に充当します。仮に30万円以上の協力をいただいた場合、秋田市新屋の三角沼公園へのベンチの設置費用などに充てたいと思います。

「川への恩返しを」

 実行委員会は記念事業で使うロゴやシンボル、イラストも制作しました。今年1~3月の公募の結果、ロゴとイラストには秋田市の秋田公立美術大の藤川由菜さん(3年)、シンボルにはこの春同大を卒業した茂木大地さんの作品を採用。今回「ファンあきた」で支援してくれた方には、2人のデザインを活用したキーホルダーなどを用意しています、藤川さんはこのたび、「ファンあきた」スタートに当たり、次のように語ってくれました。
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               (自身がデザインしたイラストとロゴを手にする藤川さん)

 「今回採用されたロゴ、イラストには川面の穏やかな波を描いたり、魚や鳥など多様な生き物を描いたりして親しみやすい雄物川をイメージしました。雄物川の懐かしさや楽しさもその中に表現したつもりです」
 
 「私は大仙市土川出身。子どものころ、雄物川へとつながる近くの川で友達と水を掛け合ったり、生き物を探したりしてよく遊びました。いま私が学んでいる秋田公立美術大があるのも雄物川のすぐ近く。秋田市で暮らしていますが、雄物川を眺めると『この川が私のふるさとにつながっている』と思います」
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                       (雄物川の近くに立つ秋田公立美術大)

 「私たちは知らず知らずのうちに川にお世話になっています。その分、川のクリーンアップに参加したり、付近の水路をきれいにしたりするなど『恩返し』をすることも大切だと私は思っています」
 

リターンについて 

支援をいただいた方への「リターン」は次の通りです。

 
①雄物川1000円コース      お礼状
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②雄物川2000円コース      お礼状
                オリジナルキーホルダー
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③雄物川5000円コース      お礼状
                オリジナルキーホルダー  ×  2
                オリジナルクリアファイル ×  5

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最後に

改修100年の節目は「これまでの雄物川」を振り返り、「これからの雄物川」を考えていくための貴重な機会です。皆さんのご協力をどうぞよろしくお願いします。
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                             (雄物川河口付近の風景)

プロジェクトオーナー紹介

雄物川改修100周年記念事業実行委員会
秋田県商工会議所連合会と秋田県商工会連合会の経済2団体、秋田市、大仙市、湯沢市、横手市、仙北市、羽後町、美郷町、東成瀬村の流域8市町村などで構成。事務局は秋田河川国道事務所(計画課)。雄物川改修100周年を機に、秋に向けてさまざまな記念事業を計画している。イラストはシンボルマーク。問い合わせは事務局☎018・864・2293

現在の支援状況

地域|
秋田県
現在集まっている金額
265,000円
目標金額
300,000円
88%
サポーター
35人
終了まであと
14日

支援いただいた方への特典

雄物川1,000円コース

1,000円 の支援で
  • お礼状
支援口数 | 2口
雄物川2,000円コース

2,000円 の支援で
  • お礼状
  • オリジナルキーホルダー
支援口数 | 20口
雄物川5,000円コース

5,000円 の支援で
  • お礼状
  • オリジナルキーホルダー × 2
  • オリジナルクリアファイル × 5
支援口数 | 45口

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